旅人の記憶

エジプト : シナイ半島を超えて, 1997年5月
食べ物はまずいし、映画も最低!!おまけに、道はデコボコ!
「そういや最近こんな旅をしたなー」って人いますか?
私もその中の一人です。
それも、バスで、エジプトの砂漠を渡ってしまいました。

Jodi Berman作 訳Yukari

ニューヨークでヤッピー暮らしをしてほぼ10年。Jodi Bermanはすべてを投げ捨て、
夢を現実のものにしました。彼女は、14ヶ月間の旅で4大陸、26カ国もの国々を旅しました。 様々な冒険のあと、彼女はニュージャージーに移り住み、旅行記を書いています。

旅のお役立ち情報
ITIS Travelresの
編集部による


Egypt リンク

Lonely Planet:
http://www.lonelyplanet.com
中東セクションにある、旅行者による最新情報をチェックしてみては。

Tour Egypt
http://interoz.com/egypt/
政府観光局のオフィシャルサイトです。

Arab Net
http://www.arab.net/links/
エジプト関連の予備知識と豊富なリンク先が載っているサイト。

Hurghada On line/ Hurghada.com
http://www.hurghada.com/
Hurghadaから主な目的地へ向かう飛行機、バス、フェリーのスケジュールと料金が
載っています。
ダイビングの情報もあります。

Red sea Guide:
http://www.red-sea.com/
けっこう訪問者のある掲示板があります。

Newsgroups: Rec.travel.africa
Deja Newsセクションにいろいろ情報が載っています。


Money
為替レート
US$1=3.39エジプトポンド(交渉もあり)

予算
US$15前後/1日
見物料は高いです。
ルクソールにある墓などはUS$60くらいかかることもあります。

ATMS
カイロやルクソールにあります。T/Cもいろいろなところで使えますが、現金の方がいざこざが少なくて済むようです。

Cash Advance(キャッシング)
Banque Misrか、Bank of Eguptでできます。


ビザ
ほとんどの人は大使館や領事館で発給されるビザが必要です。Eilat(エイラト)と
Israel(イスラエル)、Aquaba(アカバ)とJordan(ヨルダン)のそれぞれの国境付近の町に領事館があります。または空港で申請すると、2週間滞在用のビザが発給されます。

気候
高温で、乾燥しています。ルクソールやシナイへは気温が20度前後になる冬季(
12〜2月)がおすすめ。夏はかなり暑いです。

治安
最近テロリストたちが注意を引くために、観光客を的にしています。ルクソールで死者67人を出したため、政府は観光客に対する被害を減少させるための決議を施行
しました。これには、軍による護衛、護送も含まれています。

エジプトへの行き方
ヨーロッパから、飛行機だとカイロ、ルクソル、Hurghada Al-Ghardaka、Sharm
El Sheikh行きがあります。
日本からの場合はエジプト航空が、週2便、成田から、週1便関空からあります。
外国人に対する国内線料金はルクソールの事件以来、下げられました。

シナイへの行き方
Israel (Eilat) から行く場合
バスで国境まで行き、シナイ方面(Dahab、 Nueweba、 Sharm El Shiekh)のバスに乗る。
Jordan (Aquaba)から
Aquabaから、Neweibaまでフェリーを使う。
ルクソールからDahabまで
1) 飛行機でSharm El Sheikhまで行き、そこからDahab行きのバスを利用。
2) 列車でカイロまで行き、そこからSinaiまでバス。
3) バスでHurghada-->Sharm El Sheikhまで船-->Dahabまでバス。
ホテルや旅行代理店などで、手配できます。(120EPかかるそうです。)
自分で手配して、バスとフェリーの運賃を別々に払えばもっと安くすみます。

HurghadaからSharm El Sheikhまで
フェリーや釣り船で7時間。
公営のフェリーは週1、2回運航しており、それ以外の時間に小型の釣り船も運航
しています。
スケジュールは変わるので、出発前にルクソールやDahabなどで確認すること。
このルートに関する感想は、まちまちのようです。楽しんだ人もいれば、ごみごみ
していておまけに船がよく揺れたという人もいます。
乗り物酔いをする人は薬を持っていってください。


食べ物&飲み物
値段は定価ですが、だいたいアラビア語で書いてあるので、ぼったくり(毎度おな
じみ)防止のため数字は覚えてください。
aysh=ピータ(アラブ諸国の平たいパン)
ful Beans=ディップにしたり、ピータサンドとして野菜やtahina(タヒニ:ゴマの実で作る練り粉)とともに中につめるfelafel(フェラーフェル:ソラマメなどをすりつぶして味付けしただんごの揚げ物)のもととしても使用されます。
hummus=ヒヨコマメとタヒニをあわせたもの
laban=ヨーグルト

gibna beida=フェタ風のチーズ米はほかの材料と混ぜ合わせて色々な、つめもの料理の具としてよく用いられます。
たとえば....
wara enab=ブドウの葉のつめもの
torly=シチュー、カバブ、 kofta=超長細い肉だんご
hamaam=ハトのつめもの(=ごちそう)
mohamas=乾燥させた種(カボチャ、ヒマワリなどなど)中東でよく食べられているスナック。

デザート
果物はいろいろなものがありますが、中でも特に異国情緒があるのはtin shawkiと
いうサボテンの実です。ナツメなどのドライフルーツは安くておいしいです。
baklava=薄片状のペストリー用の生地、ハチミツ、ナッツをあわせたパイ
そして、
mahallabiyya=エジプト風のライスプディングで旅行者には人気があり、すごく安
い上にお腹いっぱいになれます。このデザートを出しているレストランはとても魅
力的でしかも清潔そうです。


飲み水は主要都市では大丈夫だそうです。ボトル入りの水はちゃんと密閉して
あるか確かめること。

コーヒー:
男たちの集会所でもあるコーヒー屋はたくさんあります。こういった店先でよくバックギャモンをしたりshiissha(水たばこ)を吸ったりしています。紅茶はどこでもあります。
shay bil nana=ミントティー
shalab=ミルクっぽい「ミロ」のような飲み物。karkadayはハイビスカスがもとに
なっている飲み物。真っ赤な色をしていて、ホットかアイスで出てきます。
コーラのような普通の缶ジュースもけっこうあります。

アルコール
イスラム教の国ですが、アルコールもかなりありますが、輸入物は高いです。
地ビール:Stella LE4-5
地酒:Zibib


旅のメモ-エジプト編
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エジプトのルクソールで: 王家の谷、カルナック神殿やルクソール神殿を回り、ナ
イル川をクルージングしました。それから、シナイ半島の海岸沿いにある、Dahabの有名なバックパッカーズにいる友達に会うことにしました。
世界的にも知られた紅海でシュノーケリングやダイビングができるかと思うと、も
うたまらなくなりました。というか、2週間を砂まるけの砂漠で過ごしたあと、水がとても恋しくなったんです。

Dahabに行くには方法
その1:
カイロまで列車で行き、それからシナイ半島をわたるという所要時間:2日間のコース。と思ったのですが、列車のストライキが実施されると聞かされたので、これは却下
その2:まず、ルクソールから半島の南端にあるSharm El Shekという所まで飛行機
で移動。それから、バスでDahabに向かう。これだと、2時間を飛行機、あとの1間をバスで過ごせば行けますが、US$75かかってしまいます。う〜ん。それなら、
その3:砂漠をバスで横断して、Hurghadaという海岸の町まで向かい、次の日にSharm El Shek行きのフェリーに乗るという方法。これも、その1同様2日かかるけど、バックパッカーの身としてUS$75も使うのは気が引けました。不便を忍んで、本当の旅人が取る手段を私も取るしかありません。というわけで、バスとフェリーを使うことに決定。

旅立ちの朝:
Hurghada行きの片道のバスのチケットを購入。値段は15エジプトポンド(US$4.50)でした。ちょうど30分遅れの11:30AMに出発。ところが、旅行者の何人かが、早朝のバスに乗りそこなって、切符売りに "バクシーシ(お恵み)" を渡して、チケットを再発行してもらったという、噂がとびかっていました。暴動が広まりだした所にだれもおいてきぼりになんてされたくないからです。みんな、バックパックを荷物入れに詰め込んで、席の確保に必死でした。バスに乗ってみると、席はリクライニングシートでテーブル付、ビデオもあって、トイレも後ろにあって、しかもエアコンまでついていて感動ものでした。ほんと、ゼータク。

感動したと思ったら
乗客のほとんどを占める私以外のバックパッカーも、私同様、本当に感激してまし
たが、ほっとしたのもつかの間、そんな気持ちもすぐに吹き飛んでしまいました。私の席は後ろに倒れないし、シートの中のバネが飛び出て、テーブルは壊れていました。おまけにきれいなムスリムの衣装を来たエジプト人の女性が、バスの通路を行ったり来たりして、席や荷物を置く場所を私たちにわめいていました。もうすぐエアコンがつくから、窓は閉めておけとか・・・。スッチーかなんかのつもりなわけ?と思ったら、本当にこの人はこのバスの乗務員でした。

しばらくたっても、バスはまだルクソールを走ってました。時速20km。いくらなん
でも、のろすぎる。上がっているの温度だけ。バスの中はみるみるうちに暑くなり
、日中には40度近くまで上がっていました。エアコン付きでよかったー。って、思
っただけで、実際にはエアコンはきいてなかったので、窓を開けました。ようやく
風が入ってきて、うとうとし始めた頃、バスの前方から金切り声が。。。

「エアコンがついているんだから、窓は閉めて!!」とバスのお姉さんが雄叫びをあげました。
私:「すみません。でもここエアコンきいてないみたいで、すっごく暑いんです!」
バスのお姉さん:「窓を閉めないんなら、出てってもらうわよ!」と、きました。
私:「外ーっ?Hurghada行きの切符をちゃんと買ったんだから、途中で降りるなん
て、冗談じゃありません。」お姉さんは運転手の方を振り向きざまに、声高に「窓を閉めないんだったら、つぎのバス停で降りてもらうわよ!!」と言ったあと、アラビア語でなにかぶつぶつ言っていました。バスが、一段とのろのろし始め、砂漠を延々とさまよい歩く自分の姿を思い浮かべてしまいました。仕方なく窓を閉め、私はどっぷり汗につかることに。。。

1時間半がたち、私は砂漠の風景を楽しんでいました。野生のラクダ、遊牧民のベドウィン族の集落。ところが、貧しい村の集落に近づくにつれて、バスは、またまたスピードダウン。店らしく見せるために置かれたスナック。古びた木製の荷車をひくロバ、汚れた運河にゴミを捨てる村人たち、舗装されてない道で遊ぶおなかを
すかせた子供たち。バスはここで何人か現地の人を乗せるために来たのでした。なんだか威張ったビジネスマン風といった感じの乗客でした。私は通路をきょろょろしながら、「いったいどこに座るんだろう?」と思いました。

バスはほぼ満席でしたが、バスのお姉さんは空きをつくりました。お姉さんは、こ
の現地のお客さんを一番前に座らせるために、オーストラリア人4人に後ろの方に
移動するよう言いました。何だか納得いきませんでしたが、このオージー(オース
トラリア人)たちは、ここでバスのお姉さんとやりあわない方がいいことを悟って
いました。バスが動き出すと、現地のお客さんたちは何か巻いていました。そして
「禁煙」のサインは、あっというまに彼らのたばこの煙で隠れてしまいました。私
はせき込みながら、ゲロゲロにならないよう祈りました。

私は外を眺め、ここ以外の場所にいたらなあ・・・と思いつつ、ただただ新鮮な空
気が入ることだけを考えました。高速の標識を見ると、「Hurghada--300km」の文字
が。信じられませんでした。本当ならもうそろそろ到着していてもいいはずなのに
・・・と考えるのはやめました。

1時間たって20kmほど進んだところで、バスがまた停止。また現地のお
客さんを乗せて、その分またバックパッカーは後ろに押しのけられました。ラッキ
ーなことに、私の席はバスの真ん中のあたりにあったので、難を逃れることができ
ました。席替えが済んで、全員が座り、出発の準備が整いました。が、待てど暮ら
せどバスは動きませんでした。

「何んで待ってるの?」とイギリス人の女の子が隣に座っている彼氏に聞いてい
ました。
彼:「さあねー。まあ、外でたばこでも吸って、新鮮な空気でも吸ってくるとする
か。」
彼の後にみんなが続き、外に出ました。が、外は灼熱地獄のうえに、砂埃が舞い上
がり、村人たちがじろじろと見ていました。新鮮な空気なんていってる場合じゃな
い。

私は、「用」をたしたくなり、あんなバスの中のトイレは使わない方がいいと思い
、辺りを見ると、飲み屋がありました。そこにいるのは私以外はみんな男だという
こともわかっていたので、なるべく目立たないようにしました。こっちをちらちら見ながら、何か言っているようでした。すると、男の人が、トイレのある後ろの方を指さしてくれました。私はアラビア語が話せません。でも、世の中、言葉がわからなくても、通じることもあるってことですね。私は指を指してくれた方に向かって歩き、トイレを見つけ、思わず吐きそうになりました。地面に掘られた穴からは、排泄物がくるぶし位の高さまであふれ出てました。こんなところでするくらいなら、やぶの中で、と考えましたが、ここは砂漠。やぶなんてあるはずもなく、私に選択の余地なんてありませんでした。 "全天候型" というお墨付きの私のブーツに感謝して鼻をつまみながらそこへ、ぐしゃぐしゃと音をたてながら踏み入っていきました。とほほ。私は、なんとかしゃがんで用をたすと同時に吐きそうになりました。

バスに戻り (もちろん乗車する前にブーツの汚れを砂で落とし)やっとバスは出発しました。村を抜け、再び砂漠へと。すると今度は飛ばす、本当に飛ばすのです。周りには何もなく、路上にも何も走っていないからか、150kmは出ているのでは?遅れを取り戻そうとしているのか? これ以上不運が度重なることなんてないはずと、思っていたら、私の左に座っていた人が村でかった新聞を見せてくれた。見出しに「砂漠のバス事故 で5人死亡、無謀運転による。」私は青くなってきた。.

この時点であと4時間は私の人生はこのバスにゆだねられるのだと実感しました。このバスの旅をなんとか楽しもうとする以外に、やることなんてありませんでした
。自分の本も隣の人の新聞も読み終わり、手紙や日記を書いたりしました。この間
30分。残りはあと、3時間半。やることなし。で、窓からの風景を楽しむことにしたのですが、しばらくすると、神秘的な砂漠も単調に見えてきて退屈になりました。

お茶の時間です。タイミングよく、バスのお姉さんが再び参上。お姉さんはポテトチップ、クラッカー、ビスケット、それに温かい紅茶を配り始めました。
ちょうど、持っていたミネラルウォーターを飲み終わって、何かほかに冷たーい飲み物が欲しくなり、お姉さんに、お水があるかどうか聞きました。でも返事がなかったので、この紅茶以外には何もないと察して、私は何ももらいませんでした。「これって無料ですか?」とアメリカ人の男性がお姉さんに聞きましたが、返事はありませんでした。そこで、もう一度、指を2本こすらせ、お札を数える真似をして、「いくらですか?」とききました。返事なし。もう一回「いくら?はらう?ただ?」と聞きました。驚いたことに、さっきまであんなに英語がぺらぺらだったはずのお姉さんは、それを全部忘れたかのようでした。ただ、彼女はにっこりして、うなずき、手をふるだけでした。アメリカ人の男性は奥さんに、「きっと、これはサービスなんだよ。やったね。」と言ってました。みんなに配り終わってから、お姉さんはこの男性の所に戻り、英語も復活してました。「20ポンド」と彼女は言ってきました。
男性:「はーっ!?20ポンドなんて払わないよ。2ポンドならあるよ。それで十分でしょ。」
姉:「20ポンドよこしなさいっ!!」
男性:「冗談じゃない。じゃ、これ返すよ!!」
姉:「だめだめ。私がいりますか?ってきいたら、あなたは受け取ったんだから、払ってちょうだい。」
男性:「払う?値段をきいたら、あんたは無視したじゃないか!なのに今になって
2ポンドでも十分なものに20ポンド出せだなんて!冗談じゃない。全部返すよ。」
お姉さんは、アラビア語でこの人をののしりながらその場を離れていきました。

むしゃくしゃしたアメリカ人の男性は手渡されたものを床に捨てました。お姉さんは拾って、それを、前の方にいた例の威張った感じのするビジネスマン風の人たちに手渡しました。お金は請求している様子はありませんでした。でも、たばこを吸
うのに忙しいらしく、そんなことお構いなしといった感じでした。

ようやく、食事が配られ、余興の時間になりました。映画が上映される前に、まず、このバスの会社の強烈な宣伝が流れました。我が社のバスはすべて極上で、エアコン完備ですといったただし書きまであったんです!!きっと、違う系列なんだろう
な〜。それから、べつのCMが流れました。内容はというと、「Baraka。それは、エジプトで最もピュアで、さわやかなミネラルウォーター」だって。乗客をいじめてるんじゃないの?

ようやく映画が始まりました。アメリカの戦士ものの映画で、アラビア語に吹き替
えてありましたが、台詞なんてあまり関係ありませんでした。まず、悪者が、正義の男の恋人を奪いました。それから、悪者はこの男を脅し、男は悪者にお返しを。そしたら、いきなりトムとジェリーが出てきて・・!?休憩なのか、なんなのか、訳がわからないと思っていたら、別のミネラルウォーターのCMが途中に割り込んでいたのでした。それから、また更に、バスの宣伝。やっと、映画が再開しました。恋人は救出されて男は彼女は抱えてベッドルームへ・・・。二人は結ばれ、めでたしめでたし。

こんなに笑ったことって、なかったと思う。もう、これは本当に笑えました。あっ
という間の2時間で、また見てもいいかなとすら思えました。が、こんなバスの中
でも眠気をおぼえ、私はうとうとしだしました。

少ししてから、目が覚め、水を発見しました。水です、水!やっと着いたんです。バスは、Hurghadaに7:30PMに到着。3 時間遅れでした。乗ってきたときと同様に降りるときも、すったもんだの大混乱。客引きたちが、自分たちの宿の名前をわーわー言いながら群がり、自分たちの宿に来させようとして、私たちが知らない間に、さっさと荷物を持っていってしまいました。後でわかったのですが、この客引きたちの一人が私のサングラスをベストのポケットから盗んでいきました。

私は、ルクソールで会った旅行者が泊まっているホテルに行きました。私たちの客引きは、"本家本元のベドウィンのディナーショー" を見にいけるよう、手配をしました。彼に、予約料金として20ポンドを払うだけでOKでした。が、あとで彼はこのショーに一緒に着いてきて、飲みまくって、食べまくり、私たちのガイドだからと
か何とかうまいことをいって、私たちが彼の飲み食いした分も払う羽目になりました。さっき払った20ポンドはどうなったかというと、まるまるこの人の懐に入っていったわけです。(くそーっ!)それから、タクシーでホテルに戻る途中、奴はホテルの手前で降り、タクシー代も払わずにトンズラしました。

翌朝、さっさとフェリーに乗るために早起きしました。前の日に、客引きはフェリ
ー乗り場へ行くバンを用意するため、みんなから10ポンドずつ徴収しました。私た
ち17人は11人乗りのバンに乗り、バックパックは車の上に置きました。みんなすし
詰め状態で、10kmほどのドライブが始まりました。が、車は止まってしまいました。
運転手:「みなさん、運賃の10ポンドを払ってもらいます」
全員ほぼ同時に、「何ーっ!?!そんなのホテルで払ったじゃん」と叫びました。
運転手:「僕はそんなのもらってない。ここで払うか、船に乗り損なうかだ。」
もう頭にきました。これ以上奴らに、お金を渡すつもりはさらさらありませんでし
た。私は運転手に、「ホテルに戻って。そしたら、あなたの取り分をとってきてあげる」と言いました。

あの客引きを捜し出すためだけに、私たちは、ホテルに戻ってきました。私は、狂ったように客引きを捜していたので、きっとバンの中にいた人たちは、私のことを
きっとおかしな人だと思っていたと思います。さんざん脅した末に、客引きは姿を
見せ、お金を返しました。かなり悔しそうでした。

フェリーのターミナルに、ようやくたどり着きました。運賃の100エジプトポンドを
払って、またまた待ちぼうけ。でもこれといったトラブルはもう起きませんでした。澄んだ空、穏やかな海、そして、そよ風。船上にはまともな軽食の店もありました。8時間後に、Sharm El Shekに到着し、税関を通りました。(シナイ半島は、軍事区域なので、エジプト本土からの移動でも、全員税関を通らなくてはいけません。)そして、最後の難関、Dahab行きのタクシー。タクシーの運ちゃんは、15ポンドを要求してきましたが、それでは、ぼったくりです。旅行者の多くが、歩いて町まで行って、そこからバスに乗ることにしましたが、町までは10kmあり、私は疲れ果てていました。もうやけくそで、タクシーに乗り込みました。

結局、48時間後、バテながら、空腹、のどの渇きにあえぎ、観光客との取引に明け暮れるエジプト人にうんざりしながら何とかDahabに到達しました。かかった費用しめて、US$65。

飛行機で飛んで来ればよかった。。。


旅人メモ

エジプトは魅惑的で、美しく、歴史があって、ためになって、楽しい国です。が、
バックパッカーとして旅をするとなると、いろいろな所で困難に直面するので、け
っこうきつい場所です。ただ、システムを理解し、ちょっとしたコツをつかめば、
エジプトはもっと楽しいところになると思います。下に私の思ったことを書いてみ
ました。

私と同じルートを同じ陸路で移動するなら、早めのバスがおすすめです。ルクソー
ルを朝6時に出ると、Hurghadaにはだいたい昼頃に着きます。それほど、暑くなら
ず、あまり止まらないし、混雑もしません。それに昼頃に着けば、午後は町を散策
したり、ビーチに行くこともできます。

紅海の天候は予測がつけられないことで、有名です。運がいいことに私がいたとき
は海は穏やかでした。船酔いしやすかったり、非常用の設備がない小さな釣り船で
は怖い、という人はフェリーがいいかもしれません。

"バクシーシ(お恵み)" はエジプトの生活スタイルです。バクシーシはチップに少
し毛が生えたようなものです。エジプトで何かしたかったら、早くこのシステムを
身につけないといけません。押し問答せず、バクシーシを逆手にとって利用しなく
てはいけません。3.40エジプトポンド=US$1.00です。たいてい、バクシーシとして
払おうと思った金額の半分でちょうどいいくらいです。ケチってください。余分に
渡そうなんて思ってはだめです。

Hurghadaだけでなく、エジプトの客引きには要注意です。あの人たちは、すごく口
がうまいです。よく、「大丈夫。私はあなたの友達だ。」なんていいますが、これが危ないんです。落ち着いて交渉してください。できるだけこの人たちを避けて、ホテルやチケットオフィス、レストランへは自分で直接行ってください。そうすれば、時間だけでなく体力そしてお金も節約できます!

旅についてくるオマケをよ〜く考えてみてください。苦悩の連続の2日間を過ごし
てまで、US$にして10ドル節約した価値があったでしょうか?多分ないです。費用を
見積もる時は、旅費だけでなく、その他もろもろのことも頭に入れておいてくださ
い。(食費、ホテル代、 "バクシーシ" 代、それから、大切なのが、自分自身の健
康と、旅のペースです。)とはいうものの、この旅を通じて土産話ができたのも、
事実です。(2度とごめんだけど。)結果的に私はDahabで友達と過ごすはずだった
1日が移動に取られてしまいました。

たっぷりの水と、スナック、暇つぶしになるおもしろい本、それにうちわを必ず用
意していってください。特に、忍耐とユーモアは忘れずに。


次回のJodiの話は”Sonaliの巡礼者たち-ネパールからインドまで24時間のバスの旅”です。
お楽しみに!

Copyright
Jodi Berman, 1999.

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